なぜ「法的留意点」が重要なのか
韓国において法人対象の素行・行動調査を行う際には、日本とは異なる法制度・プライバシー保護の規定に十分留意する必要があります。
違法調査と認定された場合、報告書の証拠能力が無効となるだけでなく、発注側にもリスクが及ぶ可能性があります。
本ページでは、違法行為を回避するための留意点と、依頼前に必ず確認すべきチェックリストをご案内します。
韓国における調査の合法性と規制概要
韓国では、以下の法令に基づき、調査業務が制限されています。
- ⮕ 個人情報保護法(個人の同意なき情報収集の制限)
- ⮕ 通信秘密保護法(通話・メッセージの盗聴禁止)
- ⮕ 軽犯罪処罰法(つきまとい・無断尾行行為の制限)
これらに違反する行為は、調査員だけでなく依頼者側も「共同違法行為」と見なされる可能性があります。
当社ではすべての調査を現地ライセンス保有者と法令遵守体制のもとで実施しております。
違法リスクがある調査例とその回避方法
違法リスクのある行為 | 説明 | 代替対応 |
---|---|---|
無断での住居内撮影 | プライバシーの重大侵害。韓国では極めて厳しく処罰 | 屋外・公共空間での証拠収集に限定 |
GPSの無許可取り付け | 韓国では違法追跡装置とみなされる | 尾行または第三者証言による動線確認 |
録音・盗聴 | 本人の同意がない録音は刑事罰の対象 | 映像記録または日時・状況の観察記録で対応 |
安易に日本と同様の感覚で調査を進めることは大きなリスクを伴います。
必ず現地の法制度を理解した上で、合法的手法を選択することが求められます。
調査依頼前に確認すべきチェックリスト
調査依頼前に以下のポイントを整理いただくことで、スムーズかつ合法的な実施が可能となります。
- □ 調査の明確な目的(例:勤務実態確認/契約前信用調査)
- □ 対象者の基本情報(氏名・所属・行動パターン)
- □ 調査期間・希望日時(いつ・どの時間帯に調査したいか)
- □ 調査希望範囲(尾行・施設訪問・登記調査など)
- □ 使用目的(社内処分・裁判資料など)
- □ 弁護士との連携有無(法的活用予定の有無)
これらを事前にご準備いただくことで、調査計画と費用見積もりが正確かつ迅速に行えます。
違法リスクを回避するために当社が行う対応
- ✅ 調査前に法令チェックを実施(専門弁護士協力)
- ✅ 韓国探偵ライセンス保有者が現地調査を担当
- ✅ 撮影・記録はすべて公共空間・正当業務の範囲内
- ✅ 報告書の法的活用を前提とした構成
法に触れず、最大限の証拠収集を実現する体制で対応しております。
弁護士との連携体制
調査の実施・報告書作成の全過程において、日本および韓国の弁護士と連携しております。
- ・調査計画の合法性確認
- ・証拠の証明力に関する助言
- ・訴訟資料としての提出支援
ご希望があれば、弁護士との事前相談も無料対応いたします。
ご相談・お見積もりは無料です
違法リスクや手続きが不安な方は、まず無料相談をご利用ください。
実施可能かどうか、調査方法の合法性、費用目安などを丁寧にご説明します。
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